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~ ハーバリストが語るココだけの話 ~

美肌・美髪・美爪・美脚♡ 美人をつくるミネラルの宝庫 スギナ

こんにちは。JAMHA認定シニアハーバルセラピストのmarrieです。

今日から文月。文月の由来は諸説ありますが、七夕の短冊に歌や文字を書くことから来ているというのが有力だそうで。というわけで、私も今日は文を書こう、と筆をとりました(キーボードだけどね)。

先日の記事でスギナを使ったブレンドティーをご紹介したところ、読者の方々よりちょっとした反響がありました。

美意識の高い方からは、
「えっ、むくみをとってくれるの!?」

ガーデニング大好きな方からは、
「えっ、あのにっくき雑草、ティーにして飲めるの!?」

そうなんです。スギナって、実はとっても素敵なハーブなんですよ! 今日はそのスギナ、もうちょっと詳しくご紹介します。

 

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ハーブ・プロフィール(スギナ)

学名 Equisetum arvense

別名 ホーステール

科名 トクサ科

使用部位 葉茎部

主要成分 ミネラル(ケイ素、カルシウム、マグネシウムなど)、フラボノイド(クエルセチンなど)、アルカロイド(パルストリン)、ビタミンA/C/E

作用 利尿、ミネラルの補給、創傷治癒、止血、収れん

適応 泌尿器感染症、むくみ、骨粗鬆症、軽い創傷

※腎臓・心臓疾患のある人には禁忌


春先に見られるおなじみのつくしが成長したのが、このスギナ。胞子茎・つくしの成長後に伸びてくる栄養茎です。私たち日本人にとって、実はとても身近な植物ですよね。先細りの葉の形が馬の尻尾に似ていることから、別名ホーステールとも呼ばれます。春の終わりから夏にかけて爆発的に増え駆除が難しいため、農業的にはちょっと困りもの。でも、実はミネラル・ビタミンの宝庫で、女性に嬉しい作用がたくさんあるのです。

 

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高い利尿作用があり、古くから尿道炎や膀胱炎、腎臓結石など泌尿器系のトラブルに用いられてきました。
ミネラル、特にケイ素(シリカ)を豊富に含有し、外傷後の皮膚組織修復を促します。
ケイ素はカルシウムと共に骨や軟骨の発育もサポートしてくれます。特に女性は閉経が近づくにつれ、女性ホルモン・エストロゲンの減少により骨がもろくなってしまいます。骨粗鬆症予防としてティーをいただくと良いでしょう。
また、コラーゲンやエラスチンといった結合組織を強化するので、シワやたるみなどのお肌のアンチエイジング対策にも効果を発揮。髪や爪、歯を丈夫に保ち、ツヤを出してくれます。もちろん利尿作用によりむくみもとれますし、まさに美人をつくるティーですね♡

 

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活用法・内用

主にティーとして利用します。青臭い、草っぽい風味が特徴で、さっぱりとした口当たりです。もし飲みにくいと感じる場合は、他のハーブとブレンドしましょう。主張は強くないので、どのハーブともケンカすることなくうまく馴染んでくれるでしょう。ハイビスカス、ローズヒップなどとブレンドすると、エイジングケアの強い味方に。エストロゲン様作用のあるレッドクローバーとブレンドすれば、最強の骨粗鬆症対策ティーに。

活用法・外用

ハーバルバス、湿布、チンキなど。擦り傷、切り傷など軽いケガの手当てや、ニキビ、あせも、湿疹のケアに。

 

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朝露をまとった姿も、幻想的で美しい!


私たちが子どもの頃から慣れ親しんだつくし。こんなにも魅力あふれる植物なのですね。

 

以上、美人をつくるミネラルの宝庫♡スギナのご紹介でした。

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スギナの利尿作用にフォーカスしたブレンドはこちら↓ 

herballife.hatenablog.com