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~ ハーバリストが語るココだけの話 ~

黄金色の花弁で美肌をキープ☆ 万能軟膏カレンデュラ

こんにちは。JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
今日は、皮膚のトラブルに幅広く対応し美肌キープに大活躍する黄金色のハーブ、カレンデュラをご紹介します。

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 ハーブ・プロフィール(カレンデュラ
学名 Calendula officinalis
 
和名 トウキンセンカ
 
科名 キク科(キク科アレルギーの方は注意)
 
使用部位 花部
 
主要成分 カロテノイド(ルテイン、リコペン)、フラボノイド(クエルセチン)、苦味質、粘液質、多糖類
 
作用 皮膚や粘膜の修復・保護、消炎、抗菌、抗ウイルス
 
適応 創傷(すり傷、きり傷、刺し傷など)、軽いやけど、皮膚炎
 

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地中海沿岸が原産地の、春咲き一年草です。開花期は春~初夏。ちょうど今頃が美しい時期ですね。別名ポットマリーゴールド。観賞用の園芸種マリーゴールドと混同しないよう要注意です。名前のカレンデュラは、カレンダーの語源と言われています。日の出とともに開花し、日没とともに花びらを閉じるので、時間を知らせる花時計としても親しまれていたようです。
聖母マリアの黄金の花『Mary's Gold』 
一番の魅力は、何といってもその鮮やかな黄金色の花弁。エディブルフラワーとしてサラダやスイーツなどお料理に使われます。鮮やかなオレンジは、差し色にもってこいですよね。ティーに花びらを2~3枚浮かべるだけでパッと華やかになり、なんとも素敵です。この黄金色の正体は、カロテノイド。赤、橙、黄などの天然色素を呈し、クエルセチンと共に強い抗酸化作用を示します。
 

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皮膚のトラブルに幅広く活躍する万能軟膏カレンデュラ
主要成分のカロテノイドは脂溶性なので、ティーとしていただくよりは、浸出油や軟膏などで外用で用いるとより効果的。高い消炎作用ですり傷、切り傷、刺し傷、火傷、アトピー性皮膚炎、湿疹、乳幼児のおむつかぶれなどなど、様々な皮膚のトラブルに幅広く活躍し、万能軟膏として知られています。抗菌作用で感染症予防にも。肌を刺すような強い日差しが気になる今の季節、日焼け後のお手入れにもいいですね。
また、ティーとしていただけば、口腔内やのどの炎症、胃の炎症を鎮めてくれます。
 

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活用法・内用
ティー、内用チンキなど。苦味質を含有するので、お味は少し苦みがあります。
活用法・外用
浸出油、軟膏、外用チンキ、湿布など。お好みの植物油にカレンデュラを浸け込んだ浸出油や、浸出油とミツロウを混ぜて作る軟膏をそのまま皮膚に塗布します。 
『Have a Herbal Harvest』のカレンデュラが届きました!

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以前『まるで押し花! 飾って飲んで楽しめるアートなハーブティー Have a Herbal Harvest』の記事でご紹介した、標本のような美しいハーブティー。あの時、季節がら入手できなかったカレンデュラが入荷したとの連絡が、ショップから入りました。チラッと伺っただけだったのに、覚えていてくださって嬉しい♪ 単純な私は、もちろん二つ返事で買ってしまいました(笑) ボーナスも入ったしね。
 
お値段は、なんと衝撃の「1gで3,000円」!!(税抜、2017年6月現在。) 相変わらず高いっ! でも、インテリアとして飾れるし、明るいビタミンカラーでお部屋が華やかになって嬉しい♪ 眺めてるだけで無条件で元気になれる。やっぱり買ってよかった♡
 
恒例のベランダ de 空かざし。梅雨の合間の晴れた朝。気持ちいい!

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夢のような世界、是非一度のぞいてみてください。↓
『Have a Herbal Harvest』

美肌キープに欠かせない美しい黄金色のハーブ、カレンデュラ。素晴らしい力を秘めたハーブです。浸出油や軟膏も簡単に作れますので、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
 
以上、皮膚のトラブルに幅広く対応してくれる万能軟膏カレンデュラのご紹介でした。

 
『Have a Herbal Harvest』のすごいハーブティーに感動したお話はこちら↓

 

 
浸出油、軟膏の基本的な作り方はこちら↓