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~ ハーバリストが語るココだけの話 ~

ハーブティーを美味しくいただくコツ ~ブレンドテクニックの基本~

こんにちは。JAMHA認定ハーバルセラピストのmarrieです。
「ハーブが身体に良いってのはなんとなく分かったけど、なんだか味にも香りにもクセがあって飲みにくい!」と感じている方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。今日は、そんなあなたのために、クセのあるハーブを飲みやすくする方法をご提案します。

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 シングル or ブレンド

よく「ハーブティーって、1種類だけで飲んだ方が良いの? 数種類をブレンドした方が良いの?」という質問を受けますが、これはもうお好みです。答えは、「どちらでもOK!」。

何か期待する効能を得たい時は、その作用を持つシングルハーブ(ブレンドせず1種類だけ)を飲むか、その作用を助長する働きを持つハーブをブレンドすると良いでしょう。
例えば、ハイビスカス+ローズヒップ代謝促進、疲労回復)、ジャーマンカモミール+パッションフラワー(鎮静)、ダンディライオンアーティチョーク(強肝)など。

ただ、ハーブには味も香りもそれぞれのクセがありますから、そのクセをやわらげ飲みやすくするためにブレンドするのも、ひとつの方法です。ティー1杯分(200ml)に対し、茶葉が合計で大さじ1くらいになるようにブレンドすると、味をしっかり楽しめます。概ね「大さじ1=ティースプーン山盛り3杯」なので、私がよくやるのは、3種類のハーブをティースプーン1杯ずつブレンドする方法。例えば、ジャーマンカモミール1 + リンデン1 + オレンジピール1など。身体を温めて、リラックスさせてくれるブレンドです。効能など詳細はこちらの記事でどうぞ。

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ブレンディングにこうでなければいけないという決まりはありませんので、お好きなハーブでOK。初めのうちは、お気に入りのハーブ2(味の主役):別のハーブ1くらいで、少しずつ慣れていきましょう。

ブレンド方法

過去の記事を例に、ご説明します。

1. ハーブ同士をブレンドする。
 ブレンドすればするほど、ひとつひとつのハーブの量(含有する成分量)が少なくなりますので、作用も穏やかになります。

2. ハーブ以外のものでブレンドする。
①牛乳や豆乳でラテにする。ジャーマンカモミールなどは、牛乳に入っている成分トリプトファンが主要成分アピゲニンの作用を助けるため、より効果的です。

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②ジュースやカルピスで割る

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③フルーツやドライフルーツをIN

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④お酒好きな方なら、ホットワインにしたり、サングリアやモヒートで楽しんでも。 

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「身体に良いから」ではなく「美味しいから」いただく

いくら「身体に良いです!」と言われても、好きな味でないと続きませんよね。ご自分が美味しいと感じる方法で楽しみましょう。その方がココロも身体も喜ぶはず(*´◡`*)

でもひとつだけ、ハーバルセラピストとして付け加えさせていただくと、そのクセこそが、実はハーブの一番の魅力なんです。
ハイビスカスの強い酸味は、代謝を促進して疲労回復を助けるクエン酸。ネトルの緑っぽい味は、造血作用や抗酸化作用を持つクロロフィルアーティチョークの苦味は、肝臓を強くするシナロピクリン。どれも、そのハーブの個性を決める大事な有効成分です。そんな知識がほんの少しあると、そのクセも愛おしく感じるかもしれませんね♪

ブレンディング、難しそう!と感じるかもしれませんが、特にルールはありませんから、お気に入りのハーブをベースに、とにかくどんどん淹れてみましょう。私も、「これは美味しい!」と思うものもあれば、「あちゃー失敗!」な時もあります。お金をいただいて人に提供しているわけではないので、それで良いのです(笑) 何事も練習あるのみ。だんだん上達していきますよ。

個性的なハーブたち。心身を助けてもらうだけでなく、美味しくいただいて、ティータイムを楽しんでくださいね。

以上、ハーブティーを美味しくいただくコツ ~ブレンドテクニックの基本~でした。

 

ハーブティーの基本の淹れ方はこちら↓

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